リハビリデイサービスあおやまの健康情報
ブログ担当の青山です。
本日は背中の痛みについてお伝えします。
肩こりや腰痛とも違う、背中の苦しさや痛みは、子供より大人によく見られる症状の一つで、精密検査を行っても原因は特定出来ず、筋肉の疲れなどと称されやすいです。 時には、強烈な痛みを発症する事もあり『ぎっくり背中』と呼ぶ場合もあります。
腰痛と合併して起こることが多く、ぎっくり腰+ぎっくり背中で背面全体が強い痛みになることもあります。
背中の痛みの原因
背中には、僧帽筋・広背筋など大きい筋肉があります。 僧帽筋・広背筋は肩、腰の間にある筋肉ゆえに肩、腰の動きに関係します。肩の動きの際に肩の筋肉が主に働きますが、その補助として働くのが背中の筋肉となります。 よって、背中を多用している実感がなくても、肩、腰を使っているうちに背中は気づかないうちに多用されており、疲労が蓄積された状態の時に、何らかの原因で筋肉に傷がつき発症します。
症状としては 呼吸をすると、背中にピリッとした痛みが出たり、動きの中で背中に痛みが出ます。急性の強い背中の痛みの場合は安静にしてても痛みを感じます。腰痛を伴うケースが多いです。
1長時間同じ姿勢でいることによる筋肉の緊張と疲労
長時間座ってパソコンに向かっていたり、立ちっぱなし、中腰など、無理な姿勢を続けると背中の筋肉が緊張します。そして時間の経過とともに筋肉が疲労し、血行が悪くなって背中にこりや痛みを引き起こします。
2過剰な運動や無理な負担
過度の運動によって筋肉が疲労し、緊張を強いられた背中の筋肉が痛みを引き起こします。また、背中に無理な力がかかるような動作を行うと、急性の背部痛を招くことがあります。
3背中の痛みの原因となる主な疾患
背中の痛みを引き起こす代表的な疾患は、椎間板へルニア、変形性脊椎症、頸椎(けいつい)の損傷(むち打ち症)など整形外科の領域の疾患が大半です。結石や胆石症、膵臓の疾患や骨粗しょう症なども背中の痛みを引き起こします。他には、風邪やインフルエンザ、腎盂腎炎(じんうじんえん)、帯状疱疹(帯状ヘルペス)など細菌やウイルスの感染によって背中の筋肉が痛むこともあります。さらに心筋梗塞や狭心症など心臓疾患の発作では、胸に起こる痛みが背中にまで及ぶことがあります
背中の痛みの改善方法
基本的に、安静で痛みが減少します。 背中は安静、しかし腰や足は普段通り使っていた方が回復が早いです。 長時間寝ていても、背中の痛みは改善されにくいので、背中はシップを貼った状態で「さらし」や「コルセット」で簡易固定した状態で、なるべく普段どうり生活していた方が、治りが良いです。 ぎっくり腰が併発している場合は、なるべく動かず、安静が良いです。
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