リハビリデイサービスあおやまの健康情報
ブログ担当の青山です。
突き指について
スポーツを行なっている際に、発生することが多く、バレーボール・バスケットボールなど球技で起こることが多い障害で足の指より手の指に多いです。
ボールをキャッチしようとして手を開いたつもりだったが開ききれずキャッチ失敗・・手の指に長軸方向や横方から衝撃が加わり指関節の捻挫を引き起こします。
関節の捻挫なので、腫れや痛みははっきりと出ることが多く、骨折との見分けがとても大切となります。
突き指の原因
手の指は、とても細く筋肉も少ないのに、精細かつ重要な役割をもっています。
筋肉量が少ないのが原因してか、強い衝撃にはとても弱く、関節も構造上 多方向に動けませんので、予期せぬ方向からの衝撃には負けてしまい、突き指となりやすいのです。
対処としてはまずアイシング(氷水で冷やす)をして、炎症を抑えましょう。患部の熱をとってあげることで回復が早くなっていきます。
よく「湿布ではダメなんですか?」と聞かれるのですが、湿布よりも氷水でアイシングをするほうが断然効果が高いので、シップがダメとは言いませんが、氷水をオススメしています。
氷水のほうが患部の奥のほうまで冷却効果が届くんですね。シップだと皮膚表面しか冷えないわけです。傷んでいるのは奥にある関節周囲なので。
やり方としては、ビニール袋やアイシングバッグに氷水を入れて、患部に10〜15分当てます。手の指であればコップに氷水を入れて指を突っ込むスタイルのほうがラクでいいかも。痛いうちはそれを一日一回はしましょう。一日に数回できたならベスト。
そして症状が強ければすぐに専門機関にて治療をしてもらう必要があります。
突き指の改善方法
まずは、安静と冷却が大切です。突き指発生後すぐにバケツや洗面器に氷と水を50:50に入れ、そこに指を入れて冷やす(アイシング)が重要です。冷やした後はシップと固定が良いです、シップは冷たい冷シップがお勧め、冷えぴたのような水分をたくさん含んだブヨブヨしたシップが良いです。そのシップを貼った上から包帯で突き指の隣の指と一緒にクルクルと巻きます。強すぎず・弱すぎず巻いてください。
指を強く突いてしまい、腫れがひどく曲げ伸ばしが
困難な場合は直ぐに病院でレントゲンを撮って
もらいましょう。
突き指をしても、
「出血もないし、湿布をはっておけば大丈夫」
と思っている人が多いですが、骨折していることも多々あります。
指の骨折は珍しくありません。また、レントゲンでも
見つからない場合も良くあります。
以前、病院でのレントゲン写真では異常なしと言われ
突き指で来院された子供の患者さんがいました。
腫れが残っていたので念のため違う病院でもう一度
レントゲン写真を撮ってきてもらったら亀裂骨折していました。
大人はめったにないのですが、子供の指の骨折は
レントゲンでは骨がまだ軟骨の場合があるので
写らないことがあります。
もしも子供が指をついて痛みが出て引かなければ、
まず、最初に骨折を疑ってください。
突き指など指の怪我は、直ぐに治療を開始しないと
慢性化してしまい治療期間が長くなります。
また、関節の固定期間が長すぎても、固まって
動かしづらくなるので痛みが軽減したら、直ぐにリハビリを
開始しましょう
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