リハビリデイサービスあおやまによる介護腰痛対策

19.01.13
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被介護者のいる家庭で、介護者の悩みになりやすいのが「腰痛」です。

介護の現場では、介護者の腰に負担のかかる動作が数多くあります。腰痛の痛みを感じながら介護を行うことは、介護者にとって大きなストレスになります。
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介護と腰痛の関係

介護は腰痛につながりやすいといわれます。実際にどれくらいの人が介護による腰痛に悩んでいるのか、具体的な数字を見てみましょう。

 

●腰痛災害の発生状況
厚生労働省の「介護業務で働く人のための腰痛予防のポイントとエクササイズ」によると、平成 21 年の業務上疾病の発生件数は7,491 件で、そのうち腰痛は4,870 件と、全体の6 割以上を占めています。

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職業別で見ると、介護業務を含む「保健衛生業」が約24パーセントを占めており、商業・金融・広告業の19パーセント、製造業の16パーセントを上回って最多という結果になっています。介護士や看護師などは、被介護者や患者に対応する際、腰に負担のかかる動きをすることが多く、それが腰痛の要因と考えられます。

 

●介護の際に腰を痛めやすい姿勢
移乗介助やトイレ介助、入浴介助などで前傾姿勢や中腰、腰をひねる動作をするのは介護の仕事に付きものです。腰をかがめた状態で介護を行い、その姿勢をとり続けると、腰痛の要因になります。

 

腰痛を引き起こす介護業務

腰痛の要因になりやすい介護業務について解説します。実際に行うときは、腰への負担がかかりすぎていないか、十分に注意しましょう。

 

●移乗介助
移乗介助とは、被介護者をベッドから車いす、車いすから便器といったように移して乗せることを意味します。介護者は、被介護者の腰やお尻、膝などを支えたり抱えたりして移乗させます。
また、日常生活の中で全体的に介助が必要な「全介助」なのか、部分的に介助が必要な「一部介助」なのかによって、介護者の腰への負担度は変わります。

 

●入浴介助
入浴介助とは、一人では入浴できない被介護者の入浴を助けることです。入浴は身体を清潔にするだけでなく、血行を良くしたり、心身をリラックスさせるのに役立つ大事な介護です。被介護者を浴槽へ移動させる際や、頭や背中を洗ったり拭いたりするときに、かがんだり被介護者の身体を支えたりする必要があるため、腰に負担がかかりやすくなります。

 

●トイレ介助
被介護者が排泄を行う際、車椅子からトイレに移乗させるほか、要介護度に応じて、介護者がズボンの上げ下ろしや陰部を拭くなどの作業を行います。移乗させる際に被介護者を支える必要があるほか、ズボンの上げ下げなどで介護者が中腰になることがあり、腰への負担が生じます。

 

●おむつ交換
要介護度が進んでトイレに座れなくなったら、おむつを使用します。その際、介護者は被介護者のズボンや下着を脱がせ、陰部の洗浄を行い、おむつを交換します。寝た状態の被介護者に対して行うため、前傾姿勢の状態での作業が15分程度に及ぶのが一般的です。そのため、介護者の腰への負担が大きくなり、腰痛の原因につながります。

 

●体位交換
被介護者が寝たきりで、自分で寝返りを打つことが難しい場合、床ずれなどを防ぐため、介護者が定期的に体位を変えてあげることが必要です。仰向けで寝ている被介護者の肩や太ももの下から腕を入れて、横向きにするなどの措置を行います。介護者が前傾姿勢や中腰になって行うため、腰痛になりやすい作業です。

 

●更衣介助
着替えが困難な被介護者に対し、洋服の着脱などを行います。被介護者が寝た状態のまま行うため、腰をひねったり中腰になる動作が多くなります。さらに、身体に麻痺などの症状がある被介護者の場合は着脱させるのに時間がかかるため、介護者の腰に負担がかりやすくなります

 

安静にしていてもなかなか治らない腰痛は当施設までご相談ください!

 

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