リハビリデイサービスあおやまの健康情報
ブログ担当、青山です。
膝の痛み
膝の構造から
膝には大腿骨、脛骨、膝蓋骨(膝のお皿)という3つの骨があります。膝蓋骨は大腿骨と脛骨に筋肉の動きを伝達する働きをする骨です。
それらの骨を内側側副靭帯(ないそくそくふくじんたい)、外側側副靭帯(がいそくそくふくじんたい)、前十字靭帯(ぜんじゅうじじんたい)、後十字靭帯(こうじゅうじじんたい)という靭帯で支えています。靭帯はほかにもあるのですが、おおむねその4本で支えていると考えてください。
関節軟骨がすり減って起こる
膝の関節は、大腿骨(太ももの骨)と脛骨(すねの骨)、そして膝蓋骨(お皿)が組み合わさってできています。大腿骨と脛骨の端は、骨同士がぶつからないように「関節軟骨」で覆われており、骨の間には軟骨の一種である「半月板」というクッション代わりの組織もあります。また、関節の中は「関節液」で満たされていて、関節軟骨に酸素や栄養を補給しています。
私たちは日常生活の中で、歩く、立つ、座るなどの動作をなにげなく行っていますが、それがスムーズにできるのは、膝の関節が正常に機能しているからです。しかし、重い体重を支えながらこうした動きを繰り返すのは、膝関節にとっては大きな負担となります。
「それが長年にわたって続くと、関節軟骨や半月板が次第にすり減って変性が進みます。その過程で、すり減った軟骨のかけらが関節液に混じり、関節包の内側にある滑膜を刺激します。すると、滑膜に炎症が起こり、痛みを生じます。これが変形性膝関節症です。
膝の変形や関節の軟骨がすり減ることで痛みが出ることがあります。
膝の痛みの原因は加齢による膝の変形・筋力低下による膝不安定感・怪我による古傷の痛み・使いすぎスポーツ中の激しい運動や老化による変形などで骨と骨がぶつかり関節の軟骨がすり減ることで痛みが出ることがあります。
生まれつき膝の関節が変形している場合でも同じような症状が出現します。
その他にも膝の関節には色々な靭帯や筋肉が付着しているので、歩き過ぎなどで繰り返し負担を掛けることで疲労が蓄積して痛みに変わることも多いです。
膝が悪い人が雨の日に痛むのは、気圧の変化が原因で気圧の低下により交感神経(緊張する神経)が活発になり、ノルアドレナリンという物質が分泌され血管が収縮⇒血行不良になり痛みが出ます。
当院では、まず何が原因で痛みがあるのかを探ります。
そこから関節を動かした方が良いのか動かさない方が良いのかなどを判断し治療計画を立てます。
膝の痛みの原因を探して日常生活での立ち方やバックの持ち方等、バランスを崩して負担が掛かっているケースが多くみられるので治療の他にも身体の使い方をアドバイスしていきます。
もちろん関節の問題だけではないので、マッサージや鍼治療など、必要に応じて患者様の痛みを如何に早く取り除けるかという事を前提に相談しながら最善の治療致します。
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